足首の疾患・症状について
足首の疾患・症状について
足首は体重を支える重要な部位であり、日常生活やスポーツ中の負荷により、捻挫や損傷が発生しやすい関節です。
特に「足首外側の捻挫(前距腓靱帯損傷)」や「足背外側の捻挫(リスフラン関節)」は、足首に多い疾患として知られています。
これらの損傷は、足首の痛みや腫れ、機能障害を引き起こし、適切な治療を行わないと慢性化する可能性があります。
以下に、それぞれの疾患について詳しく解説します。
足首外側の捻挫(前距腓靱帯損傷)
足首外側の捻挫は、足首を内側にひねることで前距腓靱帯が損傷する疾患です。
スポーツ中の急な方向転換や着地の失敗、日常生活での段差の踏み外しが主な原因です。
症状としては、足首の外側に痛みや腫れが生じ、重度の場合は関節の不安定感や歩行困難が見られます。
適切な応急処置とリハビリが、再発防止と機能回復に重要です。
足背外側の捻挫(リスフラン関節)
足背外側の捻挫は、リスフラン関節(足背の中足骨と足根骨をつなぐ関節)の損傷を指します。
スポーツや高所からのジャンプ、交通事故などで足背に強い衝撃が加わることが主な原因です。
症状として、足背に強い痛みや腫れ、歩行時の痛み、足のアーチが崩れる感覚が見られます。
放置すると関節の不安定感や変形につながるため、早期診断と治療が必要です。